BLAW (Baby Loss Awareness Week)

情報

“ BLAW (Baby Loss Awareness Week) ”を知っていますか?

ほとんど知る方はいないかもしれません。

BLAWとは毎年10月9日〜10月15日の1週間、流産や死産・新生児死を経験した家族への支援や亡くなった赤ちゃんを想う啓発期間のことです。

毎年10月9日~15日の国際的な啓発週間であるBaby Loss Awareness Week~亡くなった赤ちゃんとご家族に想いを寄せる1週間~。
流産・死産・新生児死等で赤ちゃんを亡くしたご家族への心のケアや支援の必要性について意識を高め、お空の赤ちゃんへ共に想いを寄せることで、希望を失いかけているご家族の孤立を防ぎ「ひとりじゃないよ」と生きる力を支えることを目的としています。
そして、短い時間でも家族に幸せをくれた赤ちゃんの命を讃える大切な機会です。(Angieホームページより)
アメリカから始まったこの啓発週間。
日本では2019年に流産や死産を経験した親たちで結成された市民団体「Angie」が主となって啓発活動をしています。
啓発リボンの色は世界共通でピンク&ブルーです。

熊本では昨年(2022年)よりサクラマチクマモトを啓発期間にピンク&ブルーにライトアップしています。

サクラマチクマモトのライトアップを始めたのは、熊本のピアサポートグループ「みんなの和」の代表である澤野典子さん。

澤野さんも第一子の蒼空くんと出産後1時間でお別れした当事者です。

その澤野さんの想いに賛同し同じような経験をした親たちが集まって、現在は流産や死産を経験した親たちが集まって話ができる場所(お話会)を提供しています。

澤野さんが代表を務める「みんなの和」Instagramはこちら

流産や死産・新生児死の話を聞くことは普段あまりないかもしれません。

しかし初期の流産は妊婦の6〜7人に1人。

死産(自然自然・人工死産)も熊本だけで毎年200人弱の人が経験します。

こういった経験をした時、本人も積極的に語りにくく、周囲の人も赤ちゃんの存在や出来事を知らなかったり、知っていても触れにくかったりします。

当事者は産後の体やホルモン変化も相まって心身の不調を感じたり、赤ちゃんがいない現実とそういった出来事の話をしずらい環境から孤独を感じやすくなります。

そのため、BLAWの期間はピンク&ブルーのライトアップをみることで当事者は「ひとりではない」という想いを感じたり、亡くなった子どもについて話をする機会、当事者への支援の必要性を考える機会にもなります。

今年(2023年)はサクラマチクマモトのライトアップが10/9〜10/13の5日間、最終日10/15は熊本城がピンク&ブルーにライトアップされます。

経験の有無は関係なく、この期間は小さな命に想いを馳せていきましょう。

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